満月というのは、月の反対側に太陽があり、太陽の光を全面で反射しているから満月。
月、地球、太陽が、ほぼ一 直線になっています。イメー ジとして、左右の月と太陽に引っ張られて、地球が、21センチ膨張する。深夜12時頃、満月は天頂あたりに来ますが、その時、太陽は真下。
つまり、月と太陽に引っ張られて、満月の日、大地が21センチ浮き上がります。
科学的には、「地球潮汐力」と言います。
あなたは、知っていましたか?
海が大潮になるのは、聞いたことがあると思います。厳島神社の鳥居。満月の日には、さっきまで海の中にあった鳥居まで、6時間後には歩いて行けます。

海の生命にとっては、根本的に環境が変わります。珊瑚やウミガメが満月の日に産卵します。漁師や釣りをする人は、満月の日の魚の変化をよく知っているはずです。

「大地が21センチ浮き上がる」というのを考えると、水分が70%の人間が、物理的に影響を受けないはずがない。

満月の日に、出産が多かったり、出血多量になる確率が少し高かったりします。

物理的に影響を受け、精神が高揚しやすいので、中世キリスト教では「狼男」と揶揄したり、英語の lunatic (月の) には「狂気の」という意味もあります。

海の生命ほどではないにしろ、人間の細胞、遺伝子は確実に、そのリズムで育まれてきた訳です。だから、満月の日に何かが起こる、というのは一面的な言い方ですが、何かは起きている訳です。